「中国語の参考書が欲しいんだけどどれを買ったらいいかわからない」「中国語のオススメの参考書が知りたい」
せっかく腰を据えて中国語の勉強を始めるのだから、ちゃんとした参考書を買いたいですよね。ですが正直、学習を始めたばかりの段階では参考書の良し悪しはわかりません。
本記事では、中国語学習歴7年、台湾No.1大学に語学留学経験ありの筆者が、5つの項目にわけて参考書を紹介しています。
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Contents
中国語のオススメ参考書「文法編」
中国語の文法は、英語と比べると非常に簡単だと言われています。ですが、「就(jiù)」や「了(le)」のように、文脈によって単語の意味が変化したり、訳し方が異なったりします。




だからこそ、文法知識は中国語学習の基礎と言えますし、しっかりと身につけなければならないものでもあります。
本章ではまず、文法の基礎を身につける上でオススメの参考書を紹介します。本章で紹介していくのは以下の3冊です。
- 「ゼロからスタート中国語(文法編)」
- 「誤用から学ぶ中国語」
- 「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」
文法の参考書「ゼロからスタート中国語」
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中国語学習初心者の方には、まずコレから初めて欲しいといっても過言ではない1冊です。
中国語文法の基礎的な内容しか書かれていないので、無理せず腰を据えて学習を続けることができます。
文法の解説には例文だけでなく、ミニテストや定着度チェックも用意されています。また、公式文法として文法事項がまとめられており、すぐに調べられるようになっているなど、初心者に優しい非常にシンプルな構成になっています。
文法の参考書「誤用から学ぶ中国語」
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「中国語の基礎的な文法はある程度理解している」という方にオススメなのが「誤用から学ぶ中国語」です。
初心者を脱したあたりの方によくみられる文法の間違いや、中国語の学習でつまづきやすいポイントなどの解説がなされているので、基礎の定着に非常に効果的です。
「誤用から学ぶ」の名前の通り、「なんでこの表現はダメなの?」が解決できることがこの参考書の魅力的な点です。
文法の参考書「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」
中国語の基礎的な文法を理解している状態で、さらに細かい表現まで勉強したいと考えている人にオススメなのが「Why?に答えるはじめての中国語の文法書」です。
「誤用から学ぶ中国語」よりも多くの「なんでこの表現はダメなの?」というケースが含まれているため、より深く勉強したい人にオススメです。
また、この参考書は、日本人が執筆しているものなので、より日本人の目線で中国語文法の解説がなされている点も魅力的といえます。
中国語のオススメ参考書「単語編」
前章で紹介してきた参考書で文法知識が身についてきたら、次は語彙力を増やしていきましょう。
会話や作文において文法知識は非常に重要ですが、そもそも単語を知らなければ話すことも書くこともできませんよね。
本章では語彙力を増やすためにオススメの参考書を2冊紹介していきます。
- 「新ゼロからスタート中国語単語」
- 「キクタン」
単語のオススメ参考書「新ゼロからスタート中国語単語」
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「新ゼロからスタート中国語単語」では、中国語学習初心者が最初に身につけておくべき1000単語をまとめています。
ただ単語がまとめられているだけでなく、ショーフレーズで単語の使い方が載っていたり、単語やショートフレーズの音声もダウンロードできます。
「単語」「使い方」「発音」の3つを一度に学習できるのが「新ゼロからスタート中国語単語」魅力的な点です。
単語のオススメ参考書「キクタン」
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「キクタン」では、「チャンツ」という音楽にのせて発音していく学習法を取り入れています。
「中国語→日本語→中国語」の順で音声が流れてくるため、テンポよく効率的に中国語の単語を学習することができます。
また、後の章で紹介する中国語検定試験のレベルごとに単語の難易度が分けられてるので試験対策にもなる1冊です。
中国語のオススメ参考書「発音編」
中国語の単語のほとんどは1単語1音節となっているため、発音を間違えてしまうと全く違う意味となって相手に伝わってしまいます。
さらに、中国語は36個の母音と21個の子音から成り立っていて、それぞれに日本語にはない「声調」という概念があります。
そのため、中国語の発音練習は、学習を始めたばかりの方にとって最も苦労する部分と言われています。






前章でオススメした参考書で文法知識がある程度身についてきたら、単語や短文の発音練習も開始するようにしましょう。
本章では、中国語の発音練習に最もオススメな参考書を3冊紹介していきます。
- 「中国語発音マスター」
- 「日本人のための中国語発音完全教本」
- 「口を鍛える中国語作文」
発音の参考書「中国語発音マスター」
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「中国語の発音の基礎を学びたいならコレ!」と筆者が最も自信を持ってオススメできるのが「中国語発音マスター」です。
中国語の「声調」や「ピンイン」の発音が丁寧に解説されているのはもちろん、母音や子音、「そり舌音」や「鼻母音」などの中国語特有な発音に関しても余すことなく解説されています。
また、発音の際の口の形がイラストで描かれているので、具体的なイメージを持って発音練習をすることができます。
「中国語発音完全マスター」を持っておけば中国語の発音の基礎部分を全てカバーできるので、中国語初心者の方にはぜひ持っておいておいて頂きたい一冊です。
発音の参考書「日本人のための中国語発音完全教本」
(2023/05/31 20:00:30時点 楽天市場調べ-詳細)
「日本人のための中国語発音完全教本」では「先生がいなくても、発音できる!」をコンセプトに標準中国語の正しい発音を解説しています。
中国語の発音で重要な5つの要素を踏まえた上で、発音だけでなく、単語の書き取りやピンイン綴りの練習など、発音に関連してくる部分もカバーすることができます。
また、購入者専用のサイトで発音の解説動画を閲覧することも可能なので、視覚的に発音を学べるのも魅力的です。
発音の参考書「口を鍛える中国語作文」
(2023/05/31 20:00:31時点 楽天市場調べ-詳細)
「声調」や「ピンイン」など、発音の基礎が身についてきたら、より実践的な発音の練習をしていきましょう。
「口を鍛える中国語作文」では、タイトル通り、短めのフレーズを使って単語同士のつながりなどを重点的に練習できます。
中国語の会話でよく使う600のフレーズを例文として活用しているため、発音の練習に練習になるだけでなく会話の練習にもなります。
中国語のオススメ参考書「会話フレーズ編」
文法や発音、単語などの知識事項をしっかり頭に入れていても、結局のところ会話ができなければ意味がありません。
学んできた知識をより会話に生かすためにも、文法や単語が実際の会話でどのように使われているのかを知る必要があります。
本章では、会話フレーズを主にまとめた参考書を紹介していきます。本章で紹介していくのは以下の3冊です。
- 「新ゼロからスタート中国語 会話編」
- 「シャドーイング・音読でマスターする中国語会話【初級編】」
- 「李姉妹のおしゃべりな中国語」
会話のオススメ参考書「ゼロからスタート中国語 会話編」
(2023/06/01 10:31:46時点 楽天市場調べ-詳細)
文法編でもオススメした「ゼロからスタート中国語」シリーズの「会話編」です。
「ゼロからスタート中国語(会話編)」では、最初に中国語のピンインや四声などの基礎的な発音部分を復習をしつつ、挨拶やお詫びなどの簡単な常用フレーズを勉強します。
慣れてきたら簡単な日常生活の会話フレーズに進むという3段階構造なので、中国語を始めたばかりの方にオススメできる1冊です。
会話のオススメ参考書「シャドーイング・音読でマスターする中国語会話【初級編】」
(2023/05/31 20:18:04時点 楽天市場調べ-詳細)
「シャドーイング・音読でマスターする中国語会話(初級編)」は、音源よりも少し遅れて発音していく「シャドーイング」という練習法を取り入れた参考書です。
「シャドーイング」とは、音源よりも少し遅れて発音していく方法で、「リスニング力」と「スピーキング力」を同時に鍛えることができます。



「シャドーイング・音読でマスターする中国語会話(初級編)」は、いわば「シャドーイング」の入門書のようなもので、実際の会話により近い練習をしたい方にオススメの1冊です。
会話のオススメ参考書「李姉妹のおしゃべりな中国語」
(2023/05/31 20:18:04時点 楽天市場調べ-詳細)
「中国語学習系YouTuber」として人気の「李姉妹」が執筆している会話形式の参考書です。
この参考書では、彼女らが日常生活で実際に使う言葉を厳選して紹介しているため、より実戦に近い表現を勉強することができます。
参考書の会話内容も、日常生活に即しているのはもちろん、初心者にわかりやすい文章がピックアップされている点も魅力的と言えます。
中国語のオススメ参考書「HSK・中国語検定編」
ある程度の基本が身について、自分の能力を試してみたくなったら公開試験を受けてみましょう。
日本では、「汉语水平考试(=HSK)」と「中国語検定試験」の2つを受けることができます。
「HSK」は「TOEIC」の中国語版のようなもので、中国政府公認の語学の資格です。また、中国語検定試験は、「英検」の中国語版のようなもので、日本中国語検定協会が行っています。
HSKもしくは中国語検定試験を受けるときは、試験当日の2週間前から普段の学習にプラスして過去問題集に取り組むようにしましょう。
中国語のオススメ参考書「HSK」
HSKなら、中国政府公認・世界共通基準の中国語検定であるHSKの公式過去問題集を買うのがオススメです。
リスニングの音声もダウンロード可能なので筆記以外の部分もばっちりカバーできます。
また、HSKで出題される単語数は非常に多いので、単語編で使う参考書とは別にHSK用の単語参考書を買うとより便利です。
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中国語のオススメ参考書「中国語検定試験」
中国語検定試験なら、日本中国語検定協会が出版している過去問題集の購入をオススメします。
文法だけならば日本中国語検定協会のホームページに過去問題が掲載されていますので、文法を重点的にカバーしたい場合は、参考書の購入は必要ないです。
ただし、HSKと同様、リスニングや単語なども当然試験に含まれるので、しっかり準備したい方には以下の参考書の購入をおすすめします。
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中国語のオススメ参考書「まとめ」
以上、今回は中国語学習に役立つオススメの参考書をカテゴリごとに15冊紹介させていただきました。
以下に今回ご紹介させていただいた参考書をまとめて載せておくので、自分に合う参考書を購入して学習してみてください!
- 「ゼロからスタート中国語(文法編)」
- 「誤用から学ぶ中国語」
- 「本気で学ぶ超上級中国語」
- 「中国語発音マスター」
- 「日本人のための中国語発音完全教本」
- 「口を鍛える中国語作文」
- 「新ゼロからスタート中国語単語」
- 「キクタン」
- 「李姉妹のおしゃべりな中国語」
- 「中国語検定HSK公式過去問集」
- 「合格奪取!新HSK単語トレーニングブック」
- 「中検試験問題」
- 「合格奪取!中国語検定トレーニングブック」