中国語 文法

【例文付きで完全マスター!】中国語の受け身表現を徹底解説!

「中国語で『〜された』ってどう言えばいいの?」「中国語の受け身文ってどうやって作るの?」

中国語の受け身構文では、「被」を使って「〜された」を表すのが基本ですが、「被」の使い方にもいくつかのルールが存在するんです。

本記事では、中国語学習歴7年、台湾No.1大学に語学留学経験ありの筆者が、中国語の受け身文について、わかりやすく解説しています。

りゅうちゃ
りゅうちゃ
ぜひ最後まで読んで中国語の受け身文をマスターしちゃってくださいね!

中国語の受け身文は2種類

中国語で受け身の意味を持つ文章を作る際には、「被(bèi),叫(jiào),让(ràng),给(gěi)」の4つを使います。どの単語を使っても受け身文の基本文型は同じで、以下のようになります。

受け身の文章の基本文型
  • 「主語」+「被・叫・让・给」+「動作主」+「動詞」+「α」

受け身を表す文章の場合、「被・叫・让・给」のどれを使っても間違いではないです。

ただし、細かい意味で分けると、「被」か「叫・让・给」という2種類に分類できます。「被」は書面語としての役割が強く、他の「叫・让・给」は口語的な役割が強いです。

次章以降は「被・叫・让・给」、それぞれの使い方とニュアンスの違いについて解説していきます。

りゅうちゃ
りゅうちゃ
例文付きで解説しているので、初心者の方も安心して読み進めてくださいね!

中国語の受け身文「被」

比較的書面語的な表現をしたい場合は、「被(bèi)」を使って受け身文作ります。

中国語学習初心者の形でよくありがちなのが、「『〜された』だから『被』使えばいいや」という間違いです。

実は、受け身の意味であればなんでも「被」が使えるというわけではないんです。

「〜された」という意味で「被」を使う際には、以下の3つのルールがあります。

「被」を使うときのルール
  • 「話し手の不利益になる場合」
  • 「単独の動詞は使えない」
  • 「自動詞は使えない」

中国語の「被」のルール①「話し手が被害を受けた場合」

「被」を使うときの1つ目のルールは、「〜された」内容が、話し手の被害であることです。

間違った「被」の使い方の例

中国語の勉強を始めてまもない人がやってしまいがちなのが、下の例のような間違いです。

例1)这支圆珠笔他常用(このボールペンは彼によく使われている)

→他常用这支圆珠笔/这支圆珠笔是他常用的

この場合、日本語に訳せば「〜されている」で受け身の意味になります。

ですが、実際はただボールペンが彼に使われていることを意味しているため、「被」を使うことはできません。

そのため、受け身の形を使わずに、普通の肯定文を使います。

正しい「被」の使い方の例

正しい「被」の使い方は以下のようになります。

例2)我的脚踏车小偷偷走了(私の自転車は泥棒に盗まれた)

この場合は、盗まれた自転車の持ち主である「私」が被害を受けていることがわかります。

そのため、「被」を使って受け身の文章を作ることができます。

例3)我的脚踏车偷走了(私の自転車は盗まれた)

また、「被」を使うときは、上の例のように加害者を省略することも可能です。

りゅうちゃ
りゅうちゃ
「被」を使うのは「被害」を受けたとき!と覚えるといいかもですね!

中国語の「被」のルール②「動詞+α」の形にする

「被」を使うときの2つ目のルールは、「単独の動詞は使えない」です。

受け身文では対象がどのように被害を受けたかまで詳しく述べなければいけません。

そのため、受け身の構文で使われる動詞は、補語や「了」を補って、「動詞+α」の形になります。

りゅうちゃ
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動詞を状態を詳しく説明するときは、補語変化の「了」を使うんでしたね!
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間違った「被」の使い方の例

中国語の勉強を始めてまもない人がやってしまいがちなのが、下の例のような間違いです。

例1)我的蛋糕姐姐吃(私のケーキは姉に食べられた)

→我的蛋糕姐姐吃/我的蛋糕姐姐吃掉了

この場合、「私のケーキ」が食べられてどうなったかを表すことができません。

正しい「被」の使い方の例

上の例1を正しく言い換えると、以下のようになります。

例2)我的蛋糕姐姐吃了(私のケーキは姉に食べられた)

(→「我的蛋糕姐姐吃掉了」でもOK!)

例2のように、動詞の後には必ず、動詞の結果を表す結果補語や、状態の変化を表す「了」をつけなければなりません。

りゅうちゃ
りゅうちゃ
「被」のあとは、「動詞+補語」もしくは「動詞+了」という形で覚えておきましょう!

中国語の「被」のルール③「自動詞は使えない」

「被」を使うときの3つ目のルールは、動詞が自動詞じゃないことです。

  • 自動詞・・・目的語をとれない(動詞単体で意味が通じる)
  • 他動詞・・・目的語をとる(動詞の作用する対象が必要

間違った「被」の使い方の例

以下の例のように、「被」を使った受け身文では自動詞が使えないので注意しましょう。

例1)我妈妈生气了(私は母さんに怒られた)

→我妈妈批评了(批评(pī píng)は他動詞)

この場合、「怒る」という単語は自動詞なので、受け身の「被」を使うことができません。

正しい「被」の使い方の例

例1を正しい使い方に直すには、同じ意味を持つ他動詞を用いるか、結果補語を使います。

例2)我妈妈骂(私は母さんに怒られた)

この場合は、「生气(shēng qì)」という自動詞を「骂(mà)」という他動詞に変換することで「被」の使い方のルールを満たしています。

中国語の受け身文「叫・让・给」

書面語的な使い方をする「被」とは対称的に、口語的な使い方をするのが「叫・让・给」です。

特に「叫・让」は「使役文」のイメージの方が強いため、「受け身文」でも使えるということを知らない人が多いです。

りゅうちゃ
りゅうちゃ
では、受け身文となる場合の「叫・让・给」使い方を見ていきましょう!

中国語の受け身文「叫・

「叫・让」を受け身文として使う場合は、「被」の1つ目のルールと同様、必ず話し手にとってよくないことを表します。

また、「被」の場合は被害にあった人(動作主)を省略することができましたが、「叫・让」は動作主の省略はできません。

間違った例)我的脚踏车叫(/让)偷走了(動作主がないため間違い

→我的脚踏车叫(/让)他偷走了(僕の財布は彼に盗まれた)

中国語の受け身文「给」

「给」を受け身文として使う場合も、「叫・让」と同様に、必ず話し手にとってよくないことを表します。

ただし、「被」と同じように文中の動作主を省略し、抽象的な意味にすることは可能です。

例1)他妈妈骂了(彼は母親に怒られた)

→他骂了(彼は怒られた)

中国語の受け身文「まとめ」

以上、本記事では中国語の受け身文について解説させていただきました。

「被・叫・让・给」、4つの受け身を表す単語の使い方やニュアンスを理解していただけたでしょうか。

今回の重要点を以下にまとめておきますので、復習の際に参考にしてみてください。

本記事の重要点
  • 中国語の受け身文を表す単語は、「被・叫・让・给」の4つ
  • 「被」の使い方には3つのルールがある
  • 「被」は書面語的、「叫・让・给」は口語的なニュアンスで使われる
りゅうちゃ
りゅうちゃ
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!一緒に中国語の勉強頑張っていきましょう!